ケラバとはどういうものか
ケラバというものがあります。ケラバとはスレート屋根に接続するジョイント部分になり、そのジョイントの正確さで屋根のスレートの枠材として固定されます。固定部分には釘打ちが可能になり、その箇所には、シーラント等での補剤補助を施します。スレート板に当たってくる水流は、ケラバで一旦まとまって、雨樋に集中するかたちです。ですので、ケラバにはある程度の流水が不可されると考えてください。ケラバの補強をしっかりとやっておくことで、スレート全体がいかに補強されるかにも作用します。ですのでケラバの装着には、そのサイズ指定までしっかりと計算しておきます。ケラバ自体の補強に関しては、重なる手法により、全体のサイズ未満の施工が可能になります。建築現場にもってくる時点であらかじめ計算しておくことも可能です。そして、サイズの指定通りに補強し、ジョイント箇所には充填剤を敷き詰めておきます。
鼻隠しの作業
鼻隠しの作業というものは、ひさし部分の屋根材の横枠部分に板金という処理で、包み隠す作業を行うことです。この鼻隠しという部分には屋根材により、サイズがそれぞれ異なりますので、作業場より前に施行準備段階として、そのサイズや枠取りの型取りをしっかりと行っておきます。鼻隠しの作業がなぜ重要かというと、屋根からの流水が屋根の側面から入ってこないようにする仕組みであり、その板材としても金属を使用していますので、腐食には強くなっています。その鼻隠しの作業によって、屋根の側面からの流水を防ぐ目的があり、そのまま雨樋に流水が流れ込む仕組みにするのです。屋根材というのは木材を基として施工されますので、木材が露出していれば、漏水と水分を屋根材が保有してしまいます。ですので、屋根上面はスレートで保護するとしても、鼻隠しの作業をしっかりやっておかないと、せっかくの雨樋に流水が伝わらない仕組みとなります。流水が跳ね返って、屋根材内部に入り込まないように、しっかりと鼻隠しを重なる形で踏んでいきます。この作業は屋根もろともひさし部分を強靭する働きがありますので、しっかりとした寸法計算から行ってください。
破風板のメンテナンス
破風板というものは、はふと読み、ひさし部分に取り付ける金具になります。この金具の幅も、家によってまちまちですので、そのサイズは、一旦足場づくりをして寸法を正確に計算した後に、切り取り作業から始まります。破風板は通常ロール式でまとまっていますので、施工前にしっかりと寸法通りに切断してから行います。そして、破風板はその連結の構造上、スレート板がしっかりとホールドされる形を踏んでいなくてはなりません。そして、破風板の構造を守るために、直角に曲げておく仕組みなどがあり、この工程によって、破風板の構造は曲がることのないしっかりとした補強材として作用します。破風板は防腐塗装が施してありますので、錆びる心配はありません。金属としても、ただの鉄板ではありません。ですので、その防腐塗装を傷つけることの無いように、連結部分を切断したとしても、連結部分にはある程度の補強樹脂をつけることでも対応します。台風の時期などに、破風板が剥がれてしまわないように、破風板自体の連結箇所にはしっかりと釘打ちを行ったり樹脂自体にその施工を任せる場合があります。樹脂によって接続するとはしても、連結の構造上、破風板どうしがしっかりと重ね合わさるように補強します。重ねる技術に関しては、その防腐塗装をはがさないように気をつけます。
高所作業の前に
高所作業になりますので、寸法取りが済んだら、その設計の工程にて、事前のサイズ指定と切断を破風板パネルに行います。そして、ケラバの施工上、サイズに遊びをもって作り、切断面が重なって装着されるように組んでおきます。つまり、重なったところに樹脂を充填することが要素となり、サイズが大幅に増える場合には、切断箇所の遊び部分の長さも必要になる訳です。そして、鼻隠しの作業中に大幅なサイズ変更があってはなりません。ですので、設計の施工と破風板ロールの施工面との間で、なんども確認を施して、図面の寸法通りか確認しましょう。そして、高所作業場にて切断の制作を余儀なくされることの無いように、事前準備として工場において、設計取りを行ってください。図面無しで破風板のメンテナンスをすることは大変危険になります。もし破風板が乗っている状態で屋根に上るのであれば、樹脂材の重点だけで済むかどうかを入念にチェックします。破風板は通常強風で跳ね上がってしまっている場合がありますので、破風板の曲げを治そうとするのは至難の技となります。ですので、破風板の交換の際には、色味を合わせた上で、施工から入ります。そして、サイズ指定のものが図面で取れるのであれば、その設計のとおりに破風板の加工から始めましょう。
DIYの危険性と業者の選定方法
ここまで、ケラバ・鼻隠し・破風板のメンテナンスについてご紹介させて頂きました。
しかし、いわゆるDIYの様にご自身で屋根のメンテナンスを行う事は非常に危険です。
これは、高所からの落下によって怪我をしてしまう事はもちろん、間違った施工方法により問題が解決されないばかりか被害が拡大する事態を招くリスクがある為です。
やはり、お住まいのメンテナンスは専門業者へ依頼するようにしましょう!
業者を選定する上で大切なのは「業者の施工実績・経験」を確認する事ですので、まずは施工業者のHPを確認してみましょう。
例えば、東京エリアを中心に対応している屋根工事の専門業者「街の屋根やさん東京」では、施工事例・実際に施工されたお客様の声はもちろん、今回ご紹介させて頂いた「破風板・鼻隠し・ケラバの補修方法」など、屋根リフォームについて多くのコンテンツが掲載されています。
掲載されている内容から、実績・知識が豊富である業者であると判断する事が可能です!
業者のHPに掲載されている施工事例・お客様の声・コンテンツを確認する事は、業者の実績・知識を計る上で非常に大切です。
気になった業者があれば、まずはその業者のホームページをチェックしてみましょう!